地球の潜り方

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その69 ダイビング旅行は行って楽しい!見て楽しい!食べて楽しい!が一番!

これまで、拙著ではダイビング旅行や食事に関して何度か取り上げた。

 レジャーダイバーにとって、ダイビングは旅行であるので、「行って楽しい!見て楽しい!」更に「食べて楽しい!」まで入れば申し分ない。では、主要なダイビングリゾート地は全てこの3つがそろっているというと、そういう訳でもないだろうと思う。

 これは筆者の感覚であるが、「行って楽しい!見て楽しい!」は申し分ないが「食べて楽しい!」が少し足りないかな、と思うリゾート地は割とあるように思う。

 主要なリゾートが食事が美味しくないということではない。各種料理を食べることができ、数日で食事が飽きてくることはないだろう。




 しかし、「バラエティに富んだ地元料理を割と手軽に食べることができるか」の視点で見ると、アジア各国が一番ではないかと思う。この点が、他の地域では「もう一工夫頼む!」と思うところがある。


※ホテルではないが、スカイマークがサイパン発の機内食でチャモロ料理を取り入れたのは注目である。(一般ブログ2019年12月掲載「サイパンに行ってきました」参照)


 筆者の最近の旅行先では、パプアニューギニアがあるが(一般ブログ2020年1月掲載「アロタウ旅行記」参照)、旅行会社の方によると、ニューギニアの方に料理を頼むと、ひたすら「ココナッツミルクの煮込み料理」になりがちなのだそうで、これでは飽きてしまうので、リゾートホテルは地元料理をあまり前面には出さない事が多いのだそうだ。




 南太平洋の島々の多くには、バナナの葉で肉類や芋類を包んで蒸す料理があるが、旅行誌や旅行番組等を見る限りでは、このような料理はイベント化していることが多いようである。もっとも、これは元々毎日食べる料理ではないことと、現地の食習慣が昔とは異なっていることに起因する部分も少なからずあるであろうから、「手軽に食べさせてよ」と言うのは難しい注文だろう。

 世界の主要な料理はもちろんよいが、地元の種々料理(B級グルメ含)も旅の記念に食べたいもの。料理人諸氏の工夫を期待します!!あと、いつも思うのは「アジアは何処に行っても食事は美味しい!!」。ただ、国外の人も気軽に食べられるようにアレンジすると、本来のその料理から離れていく部分があるので、少々複雑な気分になる。




注:写真と本文は関係ありません。


その他:Online Diving EXPO 2020
 オーシャナ(https://oceana.ne.jp/)を普段からご覧になっていた方はご存知と思うが、2021年1月15日(金)より1月17日(日)まで、Online Diving EXPO 2020が開催された。「プレ開催」が2020年7月にあったが、筆者はこれには参加せず、イベント本篇であるこのイベントに参加した。
 今回が初開催であり、運営側もなかなか苦労されていたようだが、Web会議システムを使用し、各ブース(もちろんWeb上の「仮想ブース」)に入れる人数を制限し、出展者と会話することを主にする、というのは新鮮であった。
 この新型コロナ禍の中、急遽設定された各種オンラインイベント(レジャーイベントでないものも含む)は「HPめぐり」のようなものが多いように感じた。これはこれで、期間中の好きな時に展示(掲載)を見られるのが長所と言えよう。その点、Online Diving EXPO 2020は、出展者とエントリー(来場)者の会話を重視しており、複数ブースでイベント(例えば動画上映等)が重なった場合は、両方を見ることはできず、「オンラインでないイベントに近い感覚」のオンラインイベントと言えるだろう。筆者が参加した時は、来場者(ログイン者)が200名以下だったので、この形が成立すると思うが、もし1000人以上だったら各ブースに入れる人数を多くするのか、それとも別の形を考えるのだろう。
 今後はどちらかが選択されるのではなく、適宜組み合わせる方向に行くのか、それともさらに別の形態のオンラインイベントが出現するのか、興味深い。

Online Diving EXPO 2020の一部画面

文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)

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