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地球の潜り方

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その75 ダイビング情報は激減?新たに開拓は必要?

 もう時間がたったが、2021年7月に水中造形センターが破産してしまった。
まだごたごたしているのかどうかは分からないが、マリンクリエイティブ社が一部業務は引継ぎ、Marine Diving Webは再開され、マリンダイビングWeb通信は復活、2022年のマリンダイビングフェアは開催されたし、2023年も開催予定である。しかし、マリンダイビング誌が復活するかどうかわからない。マリンクリエイティブ社の会社概要を見ると、雑誌の刊行については何も書かれていない。(2022年12月時点)

 「地球の海フォトコンテストは、後継イベントである「日本水中フォトコンテスト」が出来たので、当会会員間でも話されていた「水中写真を撮る張り合いがないなあ」はひとまず回避された。多くのダイバーが同じだろう。
 筆者がたまに会う方(当会会員ではない)の中に、マリンダイビング誌の年間購読を水中造形センター破産直前に申し込んだ方がおられるが、その後どうなったか、今のところ情報は無である。

#  これで困るのは、書店やオンラインショップで購入できる日本語のダイビング誌がなくなってしまったことである。暫く前まではダイビングワールド、ダイバー、マリンダイビングの3誌があったが、一時期のブーム再来は無いにしても、一誌くらいは残ってほしかったなあと思うところである。なお、ダイバー誌は2022年6月復刊予定だったが、新型コロナ禍が治まらないので休刊延長になってしまっているのは残念である。(ただし、2023年春に「特別号」が発行されることははっきりした。この特別号に「日本水中フォトコンテスト」の受賞作品が付録として同封されるそうである。)

 ダイビング事業者にしても、広告を出したい紙媒体がなくなったので、広告宣伝は考え直しになる。筆者がこれまでお世話になってきたショップの経営者も「取材を受けていたわけじゃないけど、やっぱり困ることはあるのですよ」と話しておられた。

 現在(2022年12月時点)、国内外の総合的なダイビング情報を見たいと思ったら、マリンダイビングWeb以外では、Diver Onlineや、オーシャナになるだろうか。これらのサイトを見れば、情報としてそれほど不足はしないかもしれない。しかし、水中造形センターが季刊で出していた内容などは、ほぼそのままの形をインターネット上で探そうとすると苦労するかもしれない。こういった事項を含めると、やはり紙媒体がなくなったというのは情報減少になるのかもしれない。

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 ここで、これは初心者や講習生向けの内容ではないが、ここで海外のダイビング関係のオンラインマガジンを見てみるのはどうだろうか。そこでちょっと検索してみた。筆者は「英語に不自由しません」ではないので、これまで海外のオンラインマガジンを読んできた訳ではないが、多少の英語の勉強と思って読むのも悪くないかもしれない。筆者がちょこっと覗いたのは以下の3サイトである。

・DIVE Magazine(https://divemagazine.com
 英国のオンラインマガジン。
・DIVIER(https://divermag.com/
 米国のサイト。
・SCUBA DIVER(https://www.scubadivermag.com/
 英国、オーストラリア&ニュージーランド、北米と広く展開。

 日本からのツアーがある土地も、ない土地も出てくるので、眺めてみると結構面白いかもしれない。

注:写真と本文は関係ありません。

文責:折原俊哉(会員)

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