ORIちゃんの地球の潜り方

その44 =ダイビング以外に寄り道してみよう=

 皆さんは、ダイビングに行った先の楽しみは何だろうか?

 陸に上がったら毎晩その土地の(その国の)ビールや酒を飲むという人もいれば、その土地の食事が楽しみという人やその土地の雑貨を必ず買う人もいるだろうし、「メシも宿もどうでもよい。目的は海だけであとは寝るだけ。」という人もいるだろう。

 筆者の場合、アルコールに強くない(エビ潜懇親会で飲む量は皆の半分かそれ以下、多いときでもせいぜい7割)こともあり、その土地の料理を食べることがない場合もある。というのも、大体において、その土地の料理を食べたいと言うと、その土地のアルコールとセットになっていることが多い。宣伝パンフレット等でよく見る「・・・郷土料理とお酒・・・」である。筆者は1人ではアルコールを飲まない(1人で飲んでもおいしくない!)ので、このような場合はその料理を食べに行かないことが多くなる。
 その結果、EbisenBlogに昨年(2011年)8月に書き込んだように、宮古島に行ってわざわざ「うなぎ&トンカツ」を選ぶことになる場合もある。

 では、そんな筆者は旅行先や出張先で何を見ているのか?
筆者は国内外を問わず、旅行先や出張先のスーパーの品揃えを見るのが結構好きである。これがなかなか面白い。

 例えばであるが、数年前にパラオに行った際には、ダイバーも結構お世話になるWCTCショッピングセンターと、もう1軒の日用品店(WCTCの近くだったが店名を忘れた)で、大量に買い物をする訳でもなく1時間近く店の中にいた。
 パラオでは日本の菓子類が売られているのはよく知られているし、このことはいろいろな所で紹介されている。では菓子類以外はどうかと思ってみてみたら、肉類は大きな塊で売っていて、これは恐らく米国サイズなのだろう。アイスクリームも米国サイズなのだろうが、バケツほどの大きさの容器に入ったものが、ファミリーサイズとして売られていた。
 面白いのが米で、筆者がうろうろしていたら米袋の陳列作業が始まり、店員さんが商品棚に米袋を積んでいた。袋を見ると「将軍米」と書いてあったので、何処の米だろうと思ってみてみたら、何とカリフォルニア米であった。筆者はしげしげと米袋を見ていたのだが、どうも不審者と思われたようで、警備員から睨まれてしまった。
 この他、モップの「交換用ヘッド」を売っていたので何処で作ったものかと見てみたら、何と日本製であった。随分と高くつくと思うが、何か理由があるのだろう。(仕入れ担当者のコネという見方もあるらしいが。詳しい事情は筆者は分からない。)
 あと、気をつけてみたことはないのだが、洗剤はどのようなものを売っているかで、生活排水がどんな感じか推測できる部分もあるだろう。(ちょっと仕事関係に入りすぎました。ゴメンナサイ!)

 日本国内でも、例えば沖縄では大手コンビニエンスストアチェーンでも弁当類は九州以北とは異なるものが結構あるのは各位もご存知のとおり。国内各地のコンビニ、スーパーの品揃えの違いを探してみるのも結構面白いのだ。(筆者は業務出張先でも時間があればその土地のスーパーマーケットを覘くようにしている。)

 この他、仏領ニューカレドニアやタヒチでは、割と小さな商店でもフランス・パンはそれなりの置き場を設けて売っているところが多いようだった。ニューカレドニアではパンを買って食べてみたが、海外県であってもフランスはフランスで、パンは結構美味しいのであった。

 タヒチのパペーテでは、ガソリンスタンド隣接のコンビニエンスストアの弁当売り場を見てみたら、生春巻きの詰め合わせや寿司の詰め合わせを売っていた。寿司の詰め合わせを食べてみたのだが、作りは日本の寿司と異なっていた。ねりわさびが付いており、日本語の説明が書いてあったが、どうも日本国内製のねりわさびではないようで、色が日本のものと少し異なっていた。(賞味期限切れの変色ではないかとふと思ったがそうではないようであった。)
 かなり以前にオーストラリアのケアンズに行った際に、現地のマリン用品店を覗いてみたら、シュノーケリング用品はタバタ(TUSA)製が目立っていた。後で調べてみると、タバタ製品は現地でかなりの市場占有率を誇っていたようであった。(現在はどうなのかは筆者は分からない。)

 さて、皆さんは旅行先の何に興味を持たれるだろうか?

文責:折原 俊哉(会員)

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