中川師のシーサイドクッキング

その2-道具立て編
「ケータリング・サービス」

ケータリングと言えば仕出し屋ということになるが、広義には楽しみまでをも提供できなければならない。その意味で達人中川師は、まさに1級のケータラーでもある。それは師の道具立てへのこだわりに如実に表われる。完璧な道具立て無くして、真のエンターティメント無し!とでも言わんばかりに次から次へとこだわりの道具達が海辺に出現する。


突如出現する「氷屋さん」。
海水浴客のちびっ子達が発する
「こおりやさんだ〜!」の声を
心地よさそうに受け止める中川師。
因みに買いにきたら売る。

ペットボトル内には
凍らせた水


自家製氷の登場


愛用の万能ナイフ


食器ケースのふたで
氷を適度な大きさに

例えば師の夏の定番となった「かき氷」。エキジットした後の暑いポイントで、かき氷を口に入れること自体が普通は「できない相談」なのだが、氏の手に掛かると「かき氷などお易いご用」ということになってしまう。その上なんとダイビングポイントに「氷屋さん」を出現させてしまうのだから豪気の一語に尽きてしまうのだ。
師のこだわりはまずパラソルの設置から始まる。もちろんテーブルセット、調理台、各種シロップの用意などを手際よく処理して準備完了。これでもうエキジットを待つばかりとなる。かと言ってもいたずらにエキジットを早めることはない。ダイビングは十分に楽しむのだ。もちろん水中カメラを持参するなど、こちらの準備も怠りない。これは師の名誉のために特に強調しておきたい!!!と、思う・・・。
かき氷はまず氷作りから始まる。師は自宅でペットボトルに水を入れて凍らせ、アイスボックスで運んでくる。このアイデアはスグレモノで、ペットボトル内で適度に溶けた水は、エキジット後の乾いたのどに実に心地よいのだ。次にペットボトルを愛用のスイスアーミーナイフでカットして氷を取り出し、シェーブしやすい大きさに砕く。この時も愛用ナイフをアイスピックに変身させるなど、実に道具立てに無駄の無い達人ワザを披露するわけだが、師の表情には寸部の油断もなく、口元に軽く笑みを浮かべて流れるように作業を進めていく。


いつもけなげに働く
氷かく蔵君

あらゆるニーズに即応
シロップちゃん各種

定番「氷イチゴミルク」

大人気の「氷宇治金時ミルク」
自ら賞味し絶賛する中川師

こうして海辺の饗宴「中川師の氷屋さん・ケータリングサービス」は、毎回好評の内に幕を閉じるのだった。いつもデザートばっかり食ってんのか?と疑問をお持ちになる向きも多かろうと思うが、もちろんメインディッシュは贅の限りを尽くした豪華版であることを最後に付け加えておく。こちらの紹介は別の機会に譲り、今回は付録として特別版のおまけを付けて筆を置きたい。


新製品「ブルーハワイ」
次代を担う
ポスト宇治金時になれるか


ブルーベリーも評判。
プリンを入れて
パープルプリン!
略して「氷パープリン」はどうだろうか?
注:モデルさんと商品名案は無関係です。


「冷え冷えフルーツ桶」(PAT.P)は、リクエストが多いときに登場する。

盛りつけと
個々のフルーツの表情出しに
細心の注意を払う中川師

中川師渾身の
「冷え冷えフルーツ桶」
師の美学が隅々にまで行き渡った快作

今イチ師のお気に召さなかった作品
パインがバランスを壊しているのダ


海辺に涼を運ぶパラソル

パラソルを支えるウエイト
潜るときはどうするの?
などと野暮な質問は無しなのだ

文責:K.Niimi.
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